せっかく取得した健康経営優良法人の認定。翌年も維持できるか、不安になりますよね。実は認定は1年ごとで、自動では続きません。この記事で毎年の更新の流れを整理します。
この記事でわかること
- 健康経営優良法人の認定が「毎年更新」である理由
- 継続申請の年間スケジュールと5つのステップ
- 新規取得と更新(継続申請)の違い
- 認定を切らさないために今からできる準備
結論から先に:健康経営優良法人の認定期間は1年間です。認定を維持するには、毎年あらためて継続申請が必要です。自動更新はされません。申請しない年があると、その年度は認定が外れます。

健康経営優良法人の認定は「更新」が必要?毎年の再申請の仕組み
健康経営優良法人の認定は、1年ごとに更新される仕組みです。前年に認定されても、翌年に継続申請をしなければ認定は続きません。
健康経営優良法人とは、優れた健康経営に取り組む企業を、国が顕彰する制度で認定された法人です。経済産業省が2016年度に創設し、日本健康会議が認定します(出典: 経済産業省「健康経営優良法人認定制度」)。
ここで押さえたいのが「認定の有効期間」です。認定は「健康経営優良法人2026」のように、年度の名前が付きます。つまり1年単位の顕彰です。
そのため、認定ロゴを名刺や自社サイトで使えるのも、その認定年度の間だけです。翌年度も使い続けるには、更新(継続申請)が欠かせません。
相談者去年認定されたので、今年はそのままだと思っていました。放っておくと外れてしまうのですか?



はい、そのままでは翌年度は認定なしになります。私たちも9年連続で認定を受けていますが、毎年欠かさず継続申請をしています。
なぜ自動更新されないのか|認定期間と毎年のスケジュール
自動更新されないのは、毎年その時点の取り組み状況を評価し直す制度だからです。認定要件も年度ごとに見直されます。
健康経営度調査とは、大規模法人部門で申請を兼ねる調査票です。中小規模法人部門では、認定申請書を提出します。どちらも毎年提出が求められます。
年間の流れは、おおむね次のイメージです。年度により前後するため、最新の日程は公式ポータルで確認してください。
| 時期の目安 | やること |
|---|---|
| 夏〜秋 | 申請の受付期間。調査票・申請書を提出 |
| 秋〜冬 | 認定審査。追加の確認に対応 |
| 翌年の春 | 認定発表。ロゴや広報物を更新 |
ポイントは、受付期間が例年ほぼ決まっていること。受付は年に一度きりです。準備が遅れると、その年度の申請自体に間に合いません。
期限に注意:申請受付は年に1回のみです。締切を過ぎると、次のチャンスは翌年まで来ません。認定が1年分空くと、ロゴも使えなくなります。
スケジュール全体をもう少し詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。


健康経営優良法人を更新する流れ(継続申請の5ステップ)
更新は、前年の内容を土台にしつつ、最新要件へ合わせて申請し直す作業です。手順は大きく5つに分かれます。
まず今年度の認定要件を確認します。前年から追加・変更された項目がないかを見ます。要件は毎年少しずつ更新されます。
中小規模法人部門では、保険者への健康宣言が前提です。宣言が有効か、加入する健康保険組合や協会けんぽに確認してください。
受付期間に申請書または健康経営度調査を提出します。前年の回答を見直し、今年の取り組みを反映させます。
継続申請でも、認定申請料の納付が求められます。金額は部門や年度で異なります。最新額は公式ポータルで確認してください。
翌春の認定発表を確認します。新しい認定年度に合わせ、ロゴ表記や採用ページの記載を更新してください。
費用の考え方は、新規のときと基本は同じです。金額の目安は、費用をまとめた記事も参考になります。


新規取得と更新(継続申請)は何が違う?
更新は、申請の手順そのものは新規とほぼ同じです。違うのは「前年のデータを土台にできる」点にあります。
初回は制度理解や社内体制づくりからのスタートです。2年目以降は、前年の回答を見直して差分を埋める作業が中心になります。
制度の理解、健康宣言、社内体制づくりから始めます。準備に時間がかかりやすく、初年度は負担が大きめです。
ただし油断は禁物です。要件が厳しくなる年もあります。前年と同じ内容のままだと、基準を下回ることがあります。
認定基準の全体像は、こちらの記事で確認できます。更新前のセルフチェックにお使いください。


更新でつまずきやすいポイントと対策
更新でつまずく原因の多くは、期限切れ・要件の見直し漏れ・担当者の交代です。事前に潰しておけば防げます。


申請期限を逃してしまう
もっとも多いのが、受付期間の逃しです。年に1回しか受付がないため、逃すと1年分の認定が空きます。
対策はシンプルです。前年の申請時に、翌年の受付予定をカレンダーへ登録してください。担当者間で共有しておくと安心です。
要件の変更を見落とす
認定要件は毎年見直されます。前年に満たしていた項目が、翌年は基準未満になることもあります。
申請前に、今年度の要件と自社の取り組みを1つずつ照合してください。差分が見つかれば、受付までに手を打てます。
担当者の交代で引き継ぎが途切れる
人事異動で担当が代わると、前年の申請内容が引き継がれないことがあります。これが更新漏れの隠れた原因です。
前年の回答データと提出物を、共有フォルダに1か所へまとめてください。誰が引き継いでも再現できる状態にしておきます。
認定を切らさないために今からできる準備
認定を毎年続けるコツは、1年を通じた取り組みを記録に残すことです。申請直前だけ慌てても、良い評価は取りにくいのが実情です。
私たちは経済産業省の健康経営優良法人に9年連続で認定されています。毎年更新してきた立場から、続ける負担は「日々の記録」で大きく減ると感じています。
- 健康診断やストレスチェックの実施記録を年間で保管する
- 研修や面談など、取り組みの日付と参加数を残す
- 前年の申請データを、翌年の担当者へ引き継げる形にする
健康経営の土台には、従業員の心の状態を把握する仕組みも含まれます。ストレスチェックは、その代表的な取り組みです。
ストレスチェックは2015年から、労働安全衛生法第66条の10により、50人以上の事業場に義務付けられています。2025年5月公布の改正法で、2028年(令和10年)4月からは50人未満にも義務化されます(参考: 厚生労働省「ストレスチェック制度」)。
健康経営を続けるうえで、ストレスチェックの安定運用は欠かせません。私たちは9年連続認定の実績と、リピート率9割以上の運用ノウハウで、毎年の実施をまるごと代行します。
「毎年の更新も、ストレスチェックの運用も、正直手が回らない」。そう感じたら、一度ご相談ください。最短3日で受検をスタートできます。
取得そのものの手順を最初から確認したい方は、こちらの記事も役立ちます。


よくある質問
健康経営優良法人の更新について、担当者からよく寄せられる質問をまとめます。
- 健康経営優良法人の認定は自動で更新されますか?
-
いいえ、自動更新はされません。認定期間は1年間で、維持するには毎年あらためて継続申請が必要です。申請しない年があると、その年度は認定が外れます。
- 更新の申請はいつ行いますか?
-
申請の受付は年に1回で、例年おおむね夏から秋に行われます。認定の発表は翌春です。日程は年度により変わるため、公式ポータルで最新のスケジュールを確認してください。
- 更新にも申請料はかかりますか?
-
はい、継続申請でも認定申請料の納付が求められます。金額は大規模法人部門と中小規模法人部門で異なります。最新の金額は公式ポータルで確認してください。
- 申請を1年忘れたら、また新規からやり直しですか?
-
制度上は、翌年度に改めて申請すれば認定を目指せます。ただし空白の年度は認定なしとなり、その間はロゴを使えません。継続を切らさない運用が安心です。
- 更新は新規取得より簡単ですか?
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前年の回答を土台にできるため、工数は抑えやすくなります。一方で認定要件は毎年見直されます。前年と同じ内容のままでは基準を下回ることがあるため、要件の確認は毎年必要です。
- ストレスチェックは更新の役に立ちますか?
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役立ちます。ストレスチェックの実施は、従業員の健康管理に関する取り組みの実績になります。健康経営の評価項目とも関わるため、毎年の記録を残しておくと更新時の説明がしやすくなります。
まとめ|更新は「1年を通じた準備」で楽になる
健康経営優良法人の認定は、1年ごとの更新。自動では続かず、毎年の継続申請で維持します。
更新のコツは3つです。受付期間を先に押さえる。最新要件と自社の取り組みを照合する。前年データを引き継げる形で残す。
そして土台になるのが、日々の健康づくりの記録です。ストレスチェックの安定運用も、その一つに数えられます。
毎年の更新やストレスチェックの運用に手が回らないときは、私たちにお任せください。9年連続認定の当事者として、伴走します。
本記事は、9年連続で経済産業省「健康経営優良法人」に認定され、3〜20,000名規模・100社以上のストレスチェック実施を支援してきたストレスチェックサポートセンター編集部が、厚生労働省など公的資料に基づいて作成しています。
シー・システム株式会社は「健康経営優良法人2026(中小規模法人部門 ネクストブライト1000)」に認定されています。









