今回はストレスチェックの集団分析における「仕事のストレス判定図」についてご説明いたします。当センターのサンプル資料を用いての説明となりますのでぜひご覧ください。
仕事のストレス判定図とは?
「仕事のストレス判定図」は、一定の集団を対象に、仕事上のストレス要因を評価したものです。この仕事のストレス判定図から分かるストレス要因は、
仕事の量的負担 ・仕事のコントロール ・上司の支援 ・同僚の支援
以上の4つです。 これらをもとに「量・コントロール判定図」と「職場の支援判定図」の2つの図を算出したもの。それが、「仕事のストレス判定図」となります。
仕事のストレス判定図の見方
これは当センターが作成した仕事のストレス判定図のサンプルです。
画像左側の2つの図が「量・コントロール判定図」と「職場の支援判定図」です。 「量・コントロール判定図」では、仕事の量等を要因としたストレス度を表します。「職場の支援判定図」では、職場の支援を要因としたストレス度を表します。
判定図では、黄色・オレンジ・赤色に近いほどストレス度が高いという状態を表しています。
※「仕事の量的負担」に関しては、採点方法の関係で逆転しています。 各数値についてですが、数字が赤色の場合は全国平均に比べて「ストレス度が高い」状態。反対に青色の場合は全国平均に比べて「ストレス度が低い」状態です。
このサンプルでは、総合健康リスクは「119」となっています。したがって、全国平均と比較して19%従業員の健康に影響を与える可能性が高いということになります。
関連記事 『集団分析における「健康リスク」とは?』 『ストレスチェックにおける「全国平均」とは?』 『ストレスチェックにおける素点換算法と単純合計計算法』
まとめ
今回は「仕事のストレス判定図」についてご紹介しました。この仕事のストレス判定図では、集団ごとのストレス要因や特徴等を把握することができます。ぜひ今後の職場改善に役立ててほしいと思います。 当センターのサービスではご担当者様にご用意していただくのは受検者リストのみ! 業務負担の軽減ができますので、ぜひご相談ください。