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ストレスチェックにおける集団分析について
まず集団分析を行う際は、年代別、部署別等、様々な職務・環境単位で集計します。そのうえで,その集団ごとに詳細にストレスの特徴と傾向を分析します。これにより、人手不足や業務フローの見直し等、職場環境改善のための具体的な方策を講じることができます。その集団分析において一つの指標となってくるのが「全国平均」という数値です。
ストレスチェックにおける『全国平均』という数値
「全国平均」という名称から「毎年更新される、1年ごとに集計、更新されている数値」であるという誤解をされがちです。しかし、ストレスチェックにおける全国平均の数値は更新されることがない、固定化された数値です。
では、この数値はどこから来たものなのか、簡単にご説明いたします。 「全国平均」とは、平成7~11年度労働省「作業関連疾患の予防に関する研究」によって集計された、全国2.5万人の労働者の調査データから算出された基準値です。内訳等、細かい情報は公開されておりません。性別、職種等幅広い集団からサンプルデータを取った値となっております。
集団分析をより意味のあるものにするために
以上、「全国平均」についてご紹介させていただきました。集団分析における1つの基準値として注視していただければ幸いです。社内別のデータと全国平均の数値を使って社内環境を改善していきましょう。