この記事でわかること
- 従業員規模別(50名〜300名以上)のストレスチェック外部委託費用の相場
- 費用の内訳と、自社実施と比較した場合のトータルコスト
- 費用を抑えながら質を落とさない委託先の選び方5つのポイント
「ストレスチェックを外部に委託したいけれど、費用がいくらかかるのか分からない」という声をよく耳にします。毎年の義務対応に追われながら、コストも最小限に抑えたいのは当然です。
この記事では、従業員規模別の費用相場から内訳、自社実施との比較までを順に整理します。読み終えるころには、自社に合った委託先の選び方が見えているはずです。
相談者外部委託って高そうなイメージで…。うちは50名くらいの会社なんですが、相場が分からず一歩踏み出せません。



ご安心ください。Web受検なら1人あたり数百円が目安で、50名でも年間1〜2万円台に収まることが多いです。まずは規模別の相場から見ていきましょう。
ストレスチェック外部委託の費用相場【規模別一覧】
ストレスチェックの外部委託費用は、Web受検で1人あたり200〜700円程度が現在の相場です。ただし、従業員規模や受検方式、オプションの有無によって大きく変わります。
実際に複数の事業者へ見積もりを取ると、同じ条件でも1.5〜2倍ほどの差がつくことがあります。価格だけでなく、サービス内容とのバランスで判断してください。
「とにかく安い業者を選んだら、サポートが薄くて結局自社で対応することが増えた」という声も聞かれます。安さだけで決めると、隠れた工数が増えがちです。
従業員50〜100名規模の費用目安
中小企業で最も多い50〜100名規模では、年間費用の目安は以下のとおりです。受検方式ごとに単価が変わる点を押さえてください。
| 受検方式 | 単価(1人あたり) | 50名の場合 | 100名の場合 |
|---|---|---|---|
| Web受検 | 200〜500円 | 1〜2.5万円 | 2〜5万円 |
| 紙受検 | 500〜900円 | 2.5〜4.5万円 | 5〜9万円 |
| Web+紙の併用 | 400〜700円 | 2〜3.5万円 | 4〜7万円 |
上記は受検費用のみの目安です。高ストレス者への面接指導対応や集団分析レポートを含む場合は、別途費用が発生します。初めての委託では、オプションを含めた総額で比較してください。
従業員100〜300名規模の費用目安
従業員が100〜300名になると、人数が増えることで単価が下がるケースが多く見られます。専任担当者が対応する余裕も生まれ、サービス品質も安定してきます。
| 受検方式 | 単価(1人あたり) | 200名の場合 | 300名の場合 |
|---|---|---|---|
| Web受検 | 200〜400円 | 4〜8万円 | 6〜12万円 |
| 紙受検 | 400〜800円 | 8〜16万円 | 12〜24万円 |
| Web+紙の併用 | 300〜600円 | 6〜12万円 | 9〜18万円 |
従業員300名以上規模の費用目安
従業員が500名を超えてくると、単価は200円台前半まで下がることもあります。ただし規模が大きいほど事務手続きが複雑になるため、コスト以外の要素も重要な評価軸になります。
担当者の専門性や対応スピードが、トラブル時の安心感を左右します。当センターはこれまで20,000名規模の自治体での実施実績があり、大規模対応のノウハウを積み重ねてきました。
| 従業員規模 | 年間費用目安(Web受検中心) |
|---|---|
| 500名 | 10〜20万円 |
| 1,000名 | 15〜30万円 |
| 3,000名以上 | 要見積もり(大幅な割引あり) |
労働政策研究・研修機構(JILPT)の調査によれば、ストレスチェックを外部委託している事業場は全体の34.3%に上ります。特に50〜99名規模では内製より外部委託を選ぶ企業が増加傾向にあり、費用対効果の高さが背景にあると考えられます。
費用の内訳:何にお金がかかるのか
外部委託の費用は、受検システム・事務代行・集団分析・面接指導対応の4項目で構成されます。内訳を把握しておくと、見積もり比較で「何が含まれていて何が含まれていないか」を正確に判断できます。


費用は「1人あたりXX円」という形で提示されることが多いです。しかし、その単価に集団分析や事務代行が含まれるかは委託先によって異なります。総額で比べないと、後から追加費用がふくらむことがあります。
①受検システム利用料(Web受検の場合)
Web受検では、受検者がアクセスするシステムの利用料が費用の中核を占めます。多くは従量課金で、受検者数が増えるほど単価が下がる設計です。
当センターはWeb受検・紙受検・両方の併用すべてに対応し、外国人従業員向けに英語・ベトナム語での受検にも対応しています。外国人雇用が多い製造業や物流業では、この多言語対応の有無がコスト以上に重要な選定要素になります。
②事務手続き代行費
受検案内の送付・回収・結果通知といった事務作業を、どこまで代行してもらえるかで費用が変わります。「受検URL発行だけ」のシンプルなプランから、案内文作成・送付・督促まで含むフルサポートプランまで幅があります。
総務担当者がほかの業務と兼務している場合は、事務代行の範囲が広いプランの方がトータルで安くなることがあります。担当者の工数を時給換算してシミュレーションしてみてください。
③集団分析・結果レポート費
職場単位の集団分析(仕事のストレス判定図の作成・読み解き)は法律上の努力義務とされ、多くの事業場が実施しています。この費用が基本料金に含まれるかは委託先によって異なるため、確認が必要です。
集団分析の具体的な活用方法については、ストレスチェック集団分析の活用ガイドもあわせてご覧ください。
④高ストレス者への面接指導対応費(オプション)
高ストレスと判定された従業員への面接指導は、産業医が実施する必要があります。産業医を委託先が手配する場合は別途費用が発生します。自社の産業医が対応できる場合は不要なオプションです。
自社実施 vs 外部委託:トータルコストで比較
「自社の方が安い」は、担当者の工数コストを含めると逆転することが少なくありません。見えにくい人件費まで合算して比べるのが、正しい判断の出発点です。


厚生労働省の報告によれば、50人以上の事業場におけるストレスチェックの実施率は89.8%(令和5年度)に達しています。裏を返せば、いまだ約10%の事業場が未実施で、その多くが「手間がかかって手をつけられていない」状況です。
| コスト項目 | 自社実施 | 外部委託 |
|---|---|---|
| システム費用 | 無料〜数万円(厚労省ツール利用可) | 1人200〜700円 |
| 担当者の工数 | 年間40〜80時間(中規模企業) | 10時間以下が多い |
| 制度の知識習得コスト | 毎年必要(法改正への対応含む) | 委託先が対応 |
| 高ストレス者対応 | 自社で対応(専門知識が必要) | サポートあり |
| 法令遵守の確実性 | 担当者のスキルに依存 | 専門家が担保 |
担当者の時給を3,000円と仮定すると、年間60時間の工数削減は18万円相当のコスト削減につながります。100名規模で外部委託の年間費用が3〜5万円であれば、工数削減分だけで元が取れる計算です。



正直、毎年この準備に追われるのが負担で…。委託に切り替えると、本当に手間って減るんでしょうか?



はい、2年目以降は名簿を出すだけで完結するお客様も多いです。当センターはリピート率9割以上で、「担当者の工数が激減した」という声を最もよくいただきます。
初年度に外部委託へ切り替えた後、2年目以降は名簿を提出するだけで対応が完結するケースも多く、担当者が本来の業務に集中できるようになっています。
費用が高くなりやすいケースと抑えるコツ
外部委託の費用が想定より高くなる原因は、いくつかのパターンに集約されます。事前に把握しておくと、見積もり段階から最適な選択ができます。
費用が高くなりやすいケース
高くなる原因は、主に次の3つです。順に見ていきましょう。
Web受検と比べ、印刷・郵送・回収のコストが加算され、単価が1.5〜2倍になります。ITが苦手な層がいても、Webと紙の併用プランを選べば一定のコスト抑制が可能です。
実施期限ギリギリに依頼すると、特急対応料金が発生する場合があります。当センターは最短3日での受検スタートが可能ですが、余裕を持ったご相談が費用面でも有利です。
「基本料金は安いが、集団分析や面接指導サポートが全てオプション課金だった」というケースです。見積もり段階で「何が含まれているか」を一覧形式で確認してください。
費用を抑える3つのコツ
費用を適正に抑えるために、実務で使えるコツを3つお伝えします。
- Web受検を基本とし、紙が必要な従業員のみ紙受検で対応する「併用プラン」を選ぶ
- 複数の業者から見積もりを取り、料金体系(基本料金+オプション費用)で比較する
- 前年度の実施結果データを引き継いでくれる業者を選ぶと、翌年以降の手間が大幅に減る
【実績から見えた】9割が再契約する委託先の選び方5つのチェックポイント
長期的に満足度が高い委託先は、費用の安さではなく信頼性とサポート体制で選ばれています。9年連続で経済産業省「健康経営優良法人」に認定され、100社以上に導入いただいた経験から、5つのポイントをまとめました。
費用の安さだけで選ぶと、後から後悔するケースが少なくありません。次の観点で見比べてください。
①プライバシーマーク取得など個人情報保護体制の確認
ストレスチェックの結果データは、個人情報の中でも特にセンシティブな情報です。委託先がプライバシーマークやISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)を取得しているかを確認してください。当センターはプライバシーマークを継続取得し、自社サーバーで個人情報を管理しています。
②対応スピードと担当者の専門知識
問い合わせへの回答が翌週になるような委託先は、実施期間中のトラブルで困ります。担当者が社会保険労務士・産業カウンセラーなどの専門資格を持つか、法改正への対応状況を把握しているかも確認ポイントです。
③高ストレス者発生時のサポート体制
高ストレス者が発生した場合の対応フロー(面接指導の手配・産業医との連携・事後措置のサポートなど)を委託先が提供しているか確認してください。ストレスチェックは実施して終わりではなく、高ストレス者への対応こそが制度の核心です。高ストレス者対応の詳細はこちらの記事もご参照ください。
④受検率向上のサポートがあるか
受検率が低いとデータの信頼性が下がり、集団分析の精度にも影響します。受検率を上げる従業員向け案内文のテンプレート提供や、未受検者への督促対応をしてくれる委託先を選ぶと、担当者の負担が大幅に軽くなります。
⑤翌年以降のデータ引き継ぎができるか
初年度に入力した従業員データを翌年度に引き継げるかは、長期コストに大きく影響します。毎年ゼロから名簿を作り直す必要がない仕組みを持つ委託先を選ぶと、2年目以降の担当者工数が著しく削減されます。
委託先選びのより詳しい基準については、ストレスチェック委託先の選び方もあわせてご覧ください。
5つのポイントを満たした委託先なら、初年度の不安はもちろん、2年目以降の運用も任せて安心です。費用を無料でご相談いただけます。
ストレスチェック外部委託でよくある質問(FAQ)
外部委託を検討する際によく寄せられる質問に、実務の観点からお答えします。
- 従業員50名の会社でも外部委託するメリットはありますか?
-
あります。50名規模では年間の外部委託費用が1〜2万円台(Web受検中心)に収まる一方、自社対応の担当者工数は40〜60時間に及ぶことがあります。専任の人事担当がいない中小企業こそ、外部委託の効果が大きいといえます。
- 無料でできる厚生労働省のシステム(衛生委員会ツール等)と何が違うの?
-
厚生労働省提供の無料ツールは費用がかからない代わりに、事務手続きの多くを自社で行う必要があります。外部委託では、受検案内から結果通知・集団分析レポートの作成まで一括して代行できるため、担当者の負担が大きく異なります。制度を正確に運用できる信頼性・確実性も大きな違いです。
- 途中で従業員数が増えた場合、追加費用はかかりますか?
-
委託先によって異なりますが、多くは実際の受検者数に応じた従量課金です。年度途中の増減にも柔軟に対応できる委託先を選ぶと安心です。契約前に「実施期間中の従業員増減への対応方法」を確認してください。
- 外国人従業員がいる場合でも対応できますか?
-
委託先によって対応言語が異なります。日本語のみ対応の業者では外国人従業員のストレスチェックが実施できない可能性があるため、多言語対応の有無を確認してください。当センターは英語・ベトナム語での受検に対応しています。
- 初めての外部委託で、どのくらいの期間で準備できますか?
-
委託先によりますが、当センターでは最短3日での受検スタートが可能です。お問い合わせ後、従業員名簿のご提出から受検環境の構築まで、専任担当者がスムーズに対応します。実施時期が差し迫っている場合でも、まずはご相談ください。
- 罰則はありますか?実施しないとどうなりますか?
-
労働安全衛生法第66条の10に基づき、常時50人以上の労働者を使用する事業場はストレスチェックの実施が求められます。未実施の場合は労働基準監督署への報告義務違反となる可能性があり、50万円以下の罰金規定もあります。罰則の詳細についてはこちらをご覧ください。
まとめ:費用だけで選ばない、3つの判断軸
費用は選ぶ理由の一つ、でも決め手は信頼性です。ストレスチェック外部委託を選ぶ際に大切にしてほしい3つの判断軸をまとめます。
- トータルコストで比較する:システム費用だけでなく、担当者の工数削減効果・オプション費用も含めて評価してください
- 個人情報の保護体制を確認する:プライバシーマーク取得など、データ管理の信頼性が高い委託先を選んでください
- 高ストレス者発生後のサポートを確認する:実施して終わりではなく、事後対応までサポートする委託先が長期的に満足度が高いです
結局、初年度の費用はどう考えればいい?
ストレスチェックは毎年継続して実施することが前提の制度です。初年度の費用だけでなく「2年目・3年目も継続したいと思えるパートナーかどうか」を基準に選ぶと、長期的な費用対効果が高まります。2年目以降の工数削減まで含めて試算してみてください。
当センターはプライバシーマークを継続取得し、9年連続で経済産業省「健康経営優良法人」に認定されています。500名から20,000名規模まで、さまざまな事業場の実施をサポートしてきた実績をもとに、貴社の規模・状況に合わせた最適なプランをご提案します。まずは無料のお見積りからお気軽にどうぞ。
本記事は、9年連続で経済産業省「健康経営優良法人」に認定され、500〜20,000名規模・100社以上のストレスチェック実施を支援してきたストレスチェックサポートセンター編集部が、厚生労働省など公的資料に基づいて作成しています。
シー・システム株式会社は「健康経営優良法人2026(中小規模法人部門 ネクストブライト1000)」に認定されています。












