ストレスチェック案内文作成のポイントは?-そのまま使える例文も紹介

ストレスチェック案内文作成のポイントは?-そのまま使える例文も紹介

毎年のストレスチェック、案内文をどう書けば社員に伝わるのか迷いますよね。文面があいまいだと、受検率がなかなか上がりません。この記事では、案内文に入れる要素と、そのままコピーして使える例文を、総務・人事のご担当者の目線でやさしく整理します。専門用語はそのつど噛み砕いて説明します。

この記事でわかること

  • 案内文に必ず入れる5つの要素
  • そのまま使える全社向けメールの例文
  • 受検率を上げる案内文の書き方の工夫
  • 管理職・役員にも案内しておく理由
目次

ストレスチェックの案内文とは?まず結論

案内文とは、社員にストレスチェックの目的と受け方を伝え、受検を促すための周知文書です。

1つの事業場に常時50人以上の従業員がいる会社は、年1回のストレスチェックが義務づけられています。根拠は労働安全衛生法第66条の10です。ただ、実施を知らせるだけでは社員は動きません。なぜ受けるのか、結果はどう扱われるのか。この2点が伝わって初めて、安心して回答してもらえます。案内文は、受検率を左右する最初の入口です。

2025年5月公布の改正法により、令和10年(2028年)4月からは50人未満の事業場にも実施が義務化されます。小規模な会社こそ、今のうちに案内文の型を整えておくと安心です。

案内文に必ず入れる5つの要素

案内文には、社員の不安を先回りして消す5つの要素を盛り込みます。

STEP
なぜ実施するのかを明確にする

「法律の義務だから」で終わらせず、社員自身のメンタルヘルスを守る取り組みだと伝えます。目的が腹落ちすると、回答の質も上がります。

STEP
実施期間と受検方法を示す

受検期間、Web受検か紙受検か、所要時間(およそ10分)を具体的に書きます。いつまでに何をすればよいかが一目で分かる状態にします。

STEP
個人情報の取り扱いを明記する

結果は実施者(産業医など)が管理し、本人の同意なく会社が中身を見ることはないと明記します。ここが受検率を分ける最重要ポイントです。

STEP
結果の用途を伝える

結果は人事評価や査定には一切使わないと約束します。集団分析は職場環境の改善だけに使う、と用途を限定して示してください。

STEP
問い合わせ先を載せる

困ったときの担当窓口(部署名・連絡先)を明記します。聞ける相手が分かるだけで、社員の心理的なハードルは下がります。

実際に案内文を拝見すると、3つ目の「個人情報の取り扱い」が抜けているケースが多いです。ここが曖昧だと、社員は「結果を上司に見られるのでは」と身構えてしまいます。

そのまま使える案内文の例文(全社向けメール)

下記の例文は、5つの要素をすべて満たした全社向けメールのひな形です。自社の日程と窓口に置き換えて使ってください。

案内メール 例文

件名:【全社員へ】ストレスチェック受検のお願い(〇月〇日まで)

社員のみなさまへ
今年も、心の健康状態を確認するストレスチェックを実施します。日ごろのストレスへの気づきと、働きやすい職場づくりのための大切な取り組みです。ぜひご協力ください。

・受検期間:〇月〇日(〇)〜〇月〇日(〇)
・受検方法:社内ポータルのリンクからWeb受検(所要およそ10分)
・対象者:全従業員
・結果の取り扱い:回答内容と個人結果は実施者(産業医)が管理します。本人の同意がない限り、会社が個人の結果を見ることはありません。人事評価には一切使用しません。
・お問い合わせ:総務部 〇〇(内線〇〇/メール〇〇)

回答は強制ではありませんが、ご自身の状態に気づく機会になります。安心してお答えください。

ストレスチェックの案内文に入れる5つの要素を整理したイメージ図

受検率を上げる案内文の工夫

受検率を上げる鍵は、社員の「結果を見られたくない」という不安を先に消すことです。

相談者

正直、回答するとストレスが高いことが上司にバレないか不安です…

ストレスチェックサポートセンター

その不安は案内文で消せます。個人結果は本人の同意がないと会社に渡らない仕組みです。そこを最初の数行で明言すると、回答率がぐっと上がりますよ。

あわせて、件名に締切を入れる、所要時間を具体的に書く、未受検者へ期限前にもう一度声をかける、この3つも効きます。私たちが運用をお手伝いするなかでも、案内文を見直しただけで受検率が伸びた事業場は少なくありません。受検率の上げ方は受検率を上げる方法の記事もあわせてご覧ください。

管理職・役員にも案内しておく理由

案内は一般社員だけでなく、管理職や役員にも事前に共有してください。

上司が制度を正しく理解していないと、部下に「適当でいい」と誤った声かけをしてしまうおそれがあります。管理職には、結果を理由に部下を不利に扱うことは法令違反となる可能性がある点も伝えます。役員には、未実施の場合に労働基準監督署の指導対象となりうるリスクを共有しておくと、協力が得やすくなります。高ストレス者が出たあとの流れは高ストレス者への対応の記事で確認できます。

当センターは9年連続で経済産業省「健康経営優良法人」に認定され、500〜20,000名規模まで100社以上の運用をお手伝いしてきました。案内文のひな形提供から未受検者へのフォローまで一括で代行できます。最短3日で受検をスタートでき、Web・紙・併用のいずれにも対応します。

案内文は紙とメールのどちらで配ればよいですか?

社員に確実に届く手段を選んでください。デスクワーク中心ならメールやポータル、現場勤務が多いなら紙の掲示や配布が向きます。両方を併用すると見落としが減ります。

受検は強制できますか?

受検そのものは社員本人の意思によります。強制はできませんが、案内文で目的と安全性を丁寧に伝えれば、多くの社員が前向きに協力してくれます。

案内文に結果の見方まで書くべきですか?

案内文では概要にとどめ、詳しい見方は結果通知時に案内すると分かりやすくなります。一度に情報を詰め込むと、肝心の受検を促す部分がぼやけます。

未受検者にはどう声をかければよいですか?

期限の数日前に、督促ではなくお願いの形で再案内します。「まだの方はこちらから」と受検リンクを添えると、忘れていた社員がその場で受けやすくなります。

外部に委託すると案内文も用意してもらえますか?

多くの代行サービスが案内文のひな形を提供します。当センターでも、自社の状況に合わせた文面の作成から周知までお手伝いしています。お気軽にご相談ください。

まとめ|案内文は「目的」と「安心」で受検率が決まる

案内文の良し悪しは、受検率にそのまま表れます。なぜ実施するのか、期間と方法、個人情報の扱い、結果の用途、問い合わせ先。この5つをそろえ、結果は本人の同意なく会社に渡らないと最初に明言してください。それだけで社員の不安は和らぎます。

案内文づくりや未受検者のフォローに手が回らないときは、外部の力を借りるのも一つの手です。面倒な実務を任せれば、担当者は本来の仕事に時間を戻せます。迷ったら、まずは気軽に相談してください。

編集・監修体制ボックス
この記事の編集・監修体制
信頼性の高い情報発信
編集・監修:ストレスチェックサポートセンター編集部

本記事は、9年連続で経済産業省「健康経営優良法人」に認定され、3〜20,000名規模・100社以上のストレスチェック実施を支援してきたストレスチェックサポートセンター編集部が、厚生労働省など公的資料に基づいて作成しています。

ストレスチェック支援実績
9年連続
健康経営優良法人に認定
3〜20,000名規模
受検人数を問わず、幅広く支援しております。
100社以上
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運営会社情報

シー・システム株式会社は「健康経営優良法人2026(中小規模法人部門 ネクストブライト1000)」に認定されています。

健康経営優良法人2026 中小規模法人部門 ネクストブライト1000
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